ヒユ科/アカザ科『ほうれん草』
ヒユ科またはアカザ科。
寒さには強いが、夏場の暑さには弱い。
初蒔きで夏までに収穫するか、
秋蒔きで冬から春にかけて収穫しやすい。
萎凋病(いちょうびょう) 詳しくはコチラ
【萎凋病の症状】
カビの仲間(糸状菌)により発生する病気。
感染する菌の種類によって、病気になる植物が限定される。
根や土壌に接する部分から感染し、葉は黄化してしおれ、重症化すると死滅する。
根は褐色に変色し腐敗する。茎を切断すると、維管束は褐色になっている。
【萎凋病の発生しやすい時期】 4月〜10月
べと病(べとびょう)
【べと病の症状】
カビの仲間(糸状菌)により発生する病気。
葉に淡褐色の不明瞭は病斑が生じ、葉脈で区切られてくる。
葉裏にはハイ紫色のカビが密生する。
重症化すると病斑は葉の全体に広がり、枯れる。
梅雨や秋などの長雨の時期に発生しやすい。
【べと病の発生しやすい時期】 5月〜10月
根腐病(ねぐされびょう)
【根腐病の症状】
カビの仲間(糸状菌)により発生する病気。
植物によって、その種類は異なる。
下葉から黄化してしおれ、根は腐敗し、株全体が枯れる。
レタスでは萎凋病の仲間の糸状菌で根腐病が発生する。
【根腐病の発生しやすい時期】 通年
立枯病(たちがれびょう) 詳しくはコチラ
【立枯病の症状】
カビの仲間(糸状菌)によって発生する病気。
病原菌の種類や発生した植物によって、症状はやや異なる。
いずれの場合も、下葉から黄化し、しおれる。
その後、株全体が枯れ、根は腐敗し、地際の茎も褐色に変色し、腐敗する。
【立枯病の発生しやすい時期】 3月〜11月
ホウレンソウケナガコナダニ
【ホウレンソウケナガコナダニの特徴】
0.5ミリ程度の白い小さなダニが、主に芽の部分をかじり、
葉の変形や変色などが起きる。
キュウリやピーマンなど多くの作物を加害するが、
とくに施設栽培のホウレン草に被害が多い。
施設栽培ではほぼ一年中ホウレンソウケナガコナダニが
発生する可能性がある。
【ホウレンソウケナガコナダニの防除】
未熟な堆肥の使用が、ホウレンソウケナガコナダニの
発生の原因になりやすい。堆肥は完熟したものを選ぶ。
【ホウレンソウケナガコナダニの発生しやすい時期】 4〜10月
ミナミキイロアザミウマ
【ミナミキイロアザミウマの特徴】
葉に産み付けられた卵からかえった幼虫が、
葉を削るように吸汁する。被害のあった部分は
葉の色が抜け、重症化すると白化し、枯れる。
アザミウマ類には花に集まる種類も多く、
害を受けると果菜類に傷が付き、変形する。
【ミナミキイロアザミウマの防除】
発生をくりかえす傾向があるので常に畑を観察し、
早期に発見することに努める。
葉の内部に産み付けられる卵や、幼虫期の最後に
地中に入る休止期(さなぎとも呼ぶ)があり、
その期間は殺虫剤の効果が低い。効果がない場合、
再度、期間を見て殺虫剤を散布する。
【ミナミキイロアザミウマの発生しやすい時期】 4〜11月
ヨトウガ(ヨトウムシ)
【ヨトウガ(ヨトウムシ)の特徴】
ヨトウガ:夜盗蛾(ヨトウムシ:夜盗虫)の名の通り、
夜になって葉を食べる種類もいるが、昼間活動する種類もいる。
広範囲の植物を食べるので、他の作物への被害も拡大する。
【ヨトウガ(ヨトウムシ)の防除】
成虫は飛来するので予防は困難。
塊で産卵されるので、集まっているうちに取り除くのが確実。
卵塊や幼虫は見つけ次第、速やかに捕殺する。
茶色や緑色の粒状の分が残っていたり、穴が開いて被害を受けた痕が
あるのに虫がいないときは、株元の土の中を探す。
まわりの雑草はこまめに除草する。
重症の場合、薬剤散布。
【ヨトウガ(ヨトウムシ)の発生しやすい時期】 4〜10月
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