アブラナ科『小松菜』
アブラナ科。長雨による加湿と肥料のやり過ぎに注意。
春まきでは、元肥をしっかりやれば追肥は不要。
秋まきでは、間引きと同時期に追肥する。
白さび病(しろさびびょう)
【白さび病の症状】
葉のウラに、白色でやや盛り上がった小さな斑点を生じ、
破れると白っぽい粉末(胞子のう)を飛散させる。
発病が重症の場合、葉が肥厚収縮して奇形になる。
【白さび病の防除】
チッソ過多や、密植を避ける。水はけをよくする。
被害の出た葉が伝染源になるため、株ごと速やかに処分する。
【白さび病の発生しやすい時期】 4〜6月
炭疽病(たんそびょう)
【炭疽病の症状】
カビの仲間(糸状菌)により発生する。
葉にわっかのような模様(不整円形で同心円状)の淡灰褐色の病斑を生じ、
その後、病斑周辺から黄色へ変色し、枯れる。
【炭疽病の防除】
密植を避け、風通しのよい状態で栽培する。
発病初期に葉を摘み取って処分する。重症の場合、薬剤散布。
【炭疽病の発生しやすい時期】 3〜11月
オオタバコガ
【オオタバコガの特徴】
緑色や褐色のイモムシが主に葉を食べ、育成に大きな影響が出る。
花や屋実も食することが多く、キャベツやレタスでは結球部分も食害する。
【オオタバコガの防除】
見つけ次第、捕殺するのが確実。
成虫は飛来するので予防は困難。防虫ネットなどは有効。
発生が多く、被害が大きい場合は薬剤を散布。
幼虫が実の中に入っている場合、薬剤が効かないので被害が拡大する。
【オオタバコガの発生しやすい時期】 4〜11月
アブラムシ類
【アブラムシの特徴】
葉や茎などに、緑色や褐色などのアブラムシがついて、
植物の汁を吸う。大量のアブラムシがついた場合は、
葉がしおれるなどの影響がでる。また、アブラムシの
出す甘露(甘い汁)が原因で、すす病になることがある。
【アブラムシの防除】
数が少ないうちは、筆やブラシなどで落とすことも有効。
大量に発生した場合は、薬剤を散布して防除する。
予防法としては、風通しをよく、日当たりのよい場所で栽培し、
葉の裏や枝の先、新芽などは常にチェックする。
週に1度くらいの頻度で葉の裏を拭くなどがある。
【アブラムシの発生しやすい時期】 3〜11月
ヨトウガ(ヨトウムシ)
【ヨトウガ(ヨトウムシ)の特徴】
ヨトウガ:夜盗蛾(ヨトウムシ:夜盗虫)の名の通り、
夜になって葉を食べる種類もいるが、昼間活動する種類もいる。
広範囲の植物を食べるので、他の作物への被害も拡大する。
【ヨトウガ(ヨトウムシ)の防除】
成虫は飛来するので予防は困難。
塊で産卵されるので、集まっているうちに取り除くのが確実。
卵塊や幼虫は見つけ次第、速やかに捕殺する。
茶色や緑色の粒状の分が残っていたり、穴が開いて被害を受けた痕が
あるのに虫がいないときは、株元の土の中を探す。
まわりの雑草はこまめに除草する。
重症の場合、薬剤散布。
【ヨトウガ(ヨトウムシ)の発生しやすい時期】 4〜10月
ハモグリバエ類
【ハモグリバエ類の特徴】
平たいウジ虫型の幼虫が、葉の内部を食べながら進むので、
葉に線を描いたような食べ痕が残る。
幼虫がさなぎになり、羽化したハエが産卵すると被害が拡大する。
【ハモグリバエ類の防除】
成虫は飛来するので予防は困難。防虫ネットなどは有効。
黄色に誘引される性質を持つ。粘着テープでの捕殺も可能。
天敵が多いので、過剰な薬剤散布は逆効果。重症の場合、薬剤散布。
【ハモグリバエ類の発生しやすい時期】 4〜10月
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